北海道支部2025年度第1回研究会
| 日時 | 2026年3月8日(日) 14:00~19:00(懇親会を含む) |
| 会場 | 北海道大学 情報教育館 4F 多目的教室 住所|北海道札幌市北区北17条西8丁目 アクセス|北海道大学 高等教育推進機構 高等教育研究部(https://high.high.hokudai.ac.jp/access/) |
| プログラム | 13:30~ 受付開始 14:00~14:05 司会進行/石田 麻英子 北海道支部運営委員(札幌国際大学) 挨拶、趣旨説明/ 原 一将 北海道支部長(札幌国際大学) 14:05~14:55 報告1「学生に作業をさせないインターンシップモデルの成功要因」 (報告40分、質疑応答10分) 公益社団法人北海道観光機構 事業企画本部 観光戦略部 担当部長 高橋 貢 様 株式会社ヒト・コミュニケーションズ 北海道支社 観光人材発掘事業事務局 事務局長 瀧川 誠 様 14:55~15:05 休憩 15:05~15:55 報告2「通信制高校のインターンシップについて」 (報告40分、質疑応答10分) 飛鳥未来高等学校札幌キャンパス 教員 髙橋 奈妙 様 15:55~16:10 総括/亀野 淳 日本インターンシップ学会会長(北海道大学) 17:00~19:00 懇親会:司会 / 川上 あき 北海道支部副支部長(北海道大学) |
2026年3月8日(日)、第1回研究会をハイフレックス形式(対面およびオンライン併用)にて開催致しました。コロナ禍の終息および感染症法上の5類移行以降、インターンシップは対面とオンラインを併用する形で再び活発化しています。さらに、2023年にはインターンシップが4類型へと整理され、参加率も今年は過去最高水準に達しています。また、企業側の目的も従来の「仕事理解」から「早期選考」へと移行しつつあり、2027年卒学生の内定率が1月時点で48.5%に達したとの報道も見られました。
こうした状況を踏まえ、本研究会では原点に立ち返り、「インターンシップの現状を正確に知る」をテーマに設定し、2件3名による事例報告を実施致しました。当日は大学教職員および企業関係者など18名(対面16名、オンライン2名)にご参加いただきました。年度末という時期ながらも対面参加者の半数が非会員であったことから、今後の会員増加につながる可能性も感じられました。
当日は、支部長である原一将会員(札幌国際大学)より開会挨拶および趣旨説明を行いました。続く第一報告では、公益社団法人北海道観光機構の髙橋貢様および株式会社ヒト・コミュニケーションズ北海道支社の瀧川誠様より、「学生に作業をさせないインターンシップモデルの成功要因」についてご報告いただきました。観光業は北海道の基幹産業である一方、慢性的な人手不足という課題を抱えています。従来のインターンシップでは、学生が人手不足を補う現場作業に従事するケースも見られましたが、本事例では同機構が予算を確保し、同社が企画・運営を担う体制のもと、学生に作業を課さない工夫を徹底されています。有償インターンシップとして、事前指導から事後指導まで一貫したプログラムを構築している点が特徴です。また、広域である北海道においても、現場でのトラブルに迅速に対応する体制が整えられており、高い評価を得ています。こうした取り組みは次年度以降も継続される予定です。

休憩を挟み、第二報告では飛鳥未来高等学校札幌キャンパスの髙橋奈妙様より、「通信制高校におけるインターンシップ」についてご報告いただきました。通信制高校は在籍者数の増加に加え、大学進学率も上昇していますが、そのインターンシップの実態については大学関係者の間でも十分に認知されておらず、先行研究も限られている分野です。本報告では、通学が困難な生徒を含む多様な背景を持つ生徒にとって、インターンシップが「社会を知る」「仕事を知る」貴重な機会となっていること、その意義や効果、具体的な取り組みについてご説明いただきました。

最後に、亀野淳会長(北海道大学)より閉会のご挨拶をいただきました。第一報告の「新たな取り組みによるインターンシップ」と第二報告の「これまで十分に知られてこなかったインターンシップ」の双方から、新たな知見が得られたとの総括を頂戴いたしました。

新体制のもとで開催された本年度第1回研究会でしたが、第2回研究会は2026年6月7日(日)に開催予定です。詳細につきましては、近日中にご案内申し上げます。