大会概要
日本インターンシップ学会第25回大会は、愛知東邦大学キャンパス(愛知県名古屋市)で、対面形式で開催することとなりました。2004年の第5回大会(名古屋大学)以来、20年ぶりの名古屋市での開催です。
第25回大会のテーマは、「共創による新たなインターンシップの展望」です。前大会での「原点回帰。今改めてインターンシップを考える。」を基盤にしながら、新たな「共創」に向けた議論を期待するものです。若者と企業(社会)が協働することになるインターンシップにおいて、異なるアクターによる「Win-Winの関係」、一過性の取り組みではない「持続発展する共創の関係性」の構築に向けて何が必要なのかを考えたいと思います。
基調講演では、現在の労働市場・若者のキャリアなどの視点から、昨今の職場や若者の考え、今・これから求められるインターンシップについて話題を提供いただきます。若者や社会を取り巻く環境は目まぐるしく変化を遂げています。情報技術革新に伴う働き方の変化、働く価値観に対応し、企業や大学はどのように変化・進化を遂げるべきなのでしょうか。「Z世代」と呼ばれる若者は、今何を求めて何を課題として認識しているのでしょうか。
シンポジウムでは、「東海地域」を中心に、多様なアクターと連携した新たな取り組みの実践者らの事例紹介と、その事例がどのように生まれたのかを議論します。多様なアクターが、単に一緒に実施するだけのコラボレーションを超えて、お互いにメリットを享受するにはどうすればよいのでしょうか。持続的な発展を遂げる「共創」が成立するための、連携のあり方や要素・諸条件、「共創」の実現に向けた障壁について議論します。これらに先立つ開催校プレイベント企画では、学生にも登壇してもらい、事例紹介をします。
東日本支部の担当となる第25回大会は、昨年に続く完全対面にて2日間で開催することになりました。会員の皆様にとっても「共創」の場になるよう、大会実行委員会一同、精一杯準備を進めております。準備や当日の運営に際しては、何とぞご理解、ご協力のほどお願い申し上げます。
第25回大会実行委員長 手嶋 慎介(愛知東邦大学)