日本インターンシップ学会

 

2012年度第1回研究会(第4回研究会)

日時平成24年12月1日(土) 13:35~
場所中央大学駿河台記念館 6階6205教室 (東京都千代田区神田駿河台3丁目11-5)
テーマインターンシップと就業力の醸成
プログラム1.挨拶(13;35~13:45):支部長太田和男氏
2.講演(13:45~14:45):江田佳子氏
   (株式会社リクルートキャリア 雇用創出支援グループ・ディレクター)
   「インターンシップの可能性~GLACの成果検証とインプリケーション~」
(休憩:14:45~15:00)
3.報告(15:00~15:50):田中宣秀氏
   「エンプロイヤビリティを育むインターンシップの構築
     ~就職とインターンシップに関するアンケート調査結果を踏まえて~」

2012年(平成24年)12月1日、中央大学駿河台記念館において、「インターンシップと就業力の醸成」をテーマとし2012年度第1回研究会を開催し、40名弱の会員、インターンシップ研究者が参加した。
 基調講演は、株式会社リクルートキャリア 雇用創出支援グループ・ディレクター・江田佳子氏による「インターンシップの可能性~GLACの成果検証とインプリケーション~」というテーマでの講話を頂戴した。
 最初に、経済産業省の事業をリクルートが委託を受けて実施したGLAC(Global Activity of Japanese)と称する「中核拠点における人材確保のための調査事業」についての全般的な報告がなされた。GLACとは、世界で事業を展開する日本企業や現地で働く社員の活躍する姿を知ることを通して、学生に「海外で働くことの面白さ」を知ってもらうプロジェクトで、2011年度(平成23年度)が初めての事業として実施されたもの。江田佳子氏からはインドとベトナムに学生を派遣し、海外の企業で働く仕事の実態を知ることを通じて、自らの課題への気づき、成長目標の強化、学び合う人的ネットワークの形成という所期の目的を達成できたとの報告がなされた。今回のプロジエクトは、インドに48名の学生を13社の企業に、また、べトナムには47名の学生を24社の企業に派遣するものであった。3日間の事前研修(国内)の後、現地研修3日、企業実習7日と帰国後の振り返り研修2日の研修プログラムで実施されたが、受入れ企業の満足度も高く、海外インターンシップに対する効果も大きいものがあった由。次いで、田中宣秀氏の「インターンシップと就職に関する第1回アンケート」というテーマで報告があった。

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