日本インターンシップ学会

 

第24回研究会

日時令和元(2019)年11月1日(金) 19:00~21:00(受付18:45開始)
場所久留米大学福岡サテライト
(福岡市中央区天神1―4-2 エルガーラオフィス6F)
テーマ「大学の学びと地域を結びつける職業統合的学習」
プログラム19:00~19:10 開会挨拶・趣旨説明
        吉本 圭一 氏(九州大学・主幹教授)
19:15~19:55 「長崎県立大学地域創造学部における長期インターンシップについて」
        綱 辰幸氏(長崎県立大学・教授)
20:00~20:30 「学科の学びと関連した課題解決型学習
       ―地域医療機関をフィールドとした文医連携プログラム―」
        江藤 智佐子 氏(久留米大学・教授)
20:40~21:00 総括討論
        司会:安田 麻希代 氏(4TuneShape株式会社・代表取締役)

2019年11月1日(金)に久留米大学福岡サテライトにおいて、2019年度支部総会ならびに第24回研究会『大学の学びと地域を結びつける職業統合的学習』を開催しました。

支部総会では、2018年度会計報告・活動報告などが承認されました。2019年度の活動については研究会の在り方についてはテーマ設定、広報活動の方法や企業や大学関係者などターゲットに応じた開催日時の設定についてなどの検討がなされました。

支部総会に引き続き、九州支部第24回研究会では、まず、九州支部長の吉本圭一会員から本研究会の趣旨説明がなされました。そして、地域と職業が教育と結び付くことによって生じる付加価値と質の高い職業総合的学習とは何かという課題が提示されました。

職業統合的学習の1つ目の事例報告として、長崎県立大学の綱辰幸氏から地域創造学部で実施している長期インターンシップの取り組みについて、制度設計の経緯や現状等について具体的な事例を示しながら報告がなされました。2つ目の報告は、江藤智佐子会員(久留米大学)から文系大学におけるディプロマ・ポリシー(DP)と専門との関連を意識した課題解決型プロジェクについて、先行研究に基づく職業統合的学習のプログラム開発とその効用についての事例が紹介されました。

その後、参加者を交えた総括討論では、長期インターンシップを必修科目として位置付けるための開講時期の工夫や評価・成果指標の困難さについて、インタラクティブな議論が展開されました。参加者は14名(非会員を含む)でしたが、司会の安田麻希代会員の巧みなファシリテーションにより、参加者相互の意見が促進され、日頃抱えている連携教育の具体的な課題を議論することができ、盛会のうちに研究会を終えることができました。

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