日本インターンシップ学会

 

第25回研究会

テーマ情報交換会「コロナ時代のインターンシップ・就職活動の現在と未来」
日時令和2(2020)年7月3日(金) 19:00~20:30
形式オンライン(Zoom)
プログラム19:00~19:10 開会挨拶・趣旨説明
        支部長 吉本圭一会員(滋慶医療科学大学院大学・教授)
19:10~19:20 話題提供①企業の現状
        高橋康徳氏(カウテレビジョン・代表取締役)
19:25~19:35 話題提供②大学の現状
        眞鍋和博会員(北九州市立大学・教授)
        出雲有紗氏(北九州市立大学・4年)
19:40~19:55 話題提供③仲介組織の現状
        古賀正博会員(福岡中小企業経営者協会・常務理事/
            九州インターンシップ推進協議会・専務理事)
19:55~20:25 グループディスカッション
        司会:安田 麻希代 氏(4TuneShape株式会社・代表取締役)
20:25~20:30 閉会の挨拶
        支部長 吉本圭一会員
20:30~21:00 懇談会
<(初心者向け)Zoomアクセス事前練習会:2回開催>

①6月26日(金)19:00-19:20/②7月 2日(木)19:00-19:20

支部総会の後、同日(2020年7月3日)に『情報交換会:コロナ時代のインターンシップ・就職活動の現在と未来』と題するテーマで第25回支部研究会を開催しました。支部研究会では初のオンライン(Zoom)開催となりました。吉本 圭一支部長(九州大学・名誉教授)から開会挨拶・趣旨説明が行われた後、話題提供者として高橋 康徳氏(株式会社カウテレビジョン・代表取締役)が企業の立場から、眞鍋 和博会員(北九州市立大学・教授)と出雲 有紗氏(北九州市立大学・4年生)が学校の立場から、そして古賀 正博会員(九州インターンシップ推進協議会・専務理事)が仲介組織の立場からと、各々の立場におけるコロナ禍中でのインターンシップや採用・就職活動の現状と課題、今後の可能性、そしてオンラインツールを用いたインターンシップ事例などが紹介されました。これら4名の登壇者による話題提供を受け、後半は15グループに分かれての参加者相互のグループワーク(ブレイクアウトルームセッション)が行われました。登壇者もグループ間を巡回し、各グループで活発な意見交換がなされました。

総括討論では、司会の安田 麻季代会員(4TuneShape株式会社・代表取締役)が3グループを指名し、各グループでの話し合いの結果が共有されました。研究会後、懇談会と称してZoomオンライン会場を30分延長解放したところ、50名程度の参加者が残り、登壇者への質問・議論などが熱心に行われました。

定員を上回る82名が参加し、その内訳は約半数が非会員かつ所属エリアも北海道から沖縄までと幅広い参加者が集う研究会となりました。また、研究会の実施前に2回(6月26日と7月2日)の初心者向けZoom操作練習会を開催したことで、オンライン研究会参加に対する不安が解消され、当日の出席率も高くなりました。

研究会の参加者アンケートでは91.0%(回答者数56名)の高い満足を得ることができました。登壇者4名のリアルで解りやすく魅力的な話題提供はもちろんですが、オンライン開催の裏方として会合準備とホストを担当した事務局長の江藤 智佐子会員(久留米大学)を始め、司会者や登壇者も含めた9名で運営を担当したこともオンライン研究会開催の盛況につながったものと考えらます。また、質疑応答が短い、グループワークの時間が短いなど対面とは異なるオンラインならではの時間配分に対する意見が課題として挙げられましたので、次回以後の研究会での改善につなげていきたいと思います。多くの参加者のインターンシップや教育に対する熱意に支えられた研究会となりました。

(九州支部広報委員 安田 麻季代・4TuneShape株式会社)

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