本学会では、大阪経済大学元教授・初代関西支部長を務められた槇本淳子氏からのご寄付をもとに槇本記念賞を創設し、インターンシップの発展と高度化を願い「秀逸なインターンシップ」事例の収集に取り組んでおります。
2021年度以降も「秀逸な事例とは何か」についてさらなる検討を重ね、事例の選定を行います。
日本インターンシップ学会
学会表彰委員会
選考の流れ
<表彰時期>
学会大会にて表彰(2年毎1回)する。※次回は2023年
<選考スケジュール>
→当該年度の5月に募集開始告知
→各支部にて4件を上限とし、学会表彰委員会に推薦
→学会表彰委員会による審査
→当該年度8月開催の理事会に審査結果を申告し、理事会の場で選定
→9月学会大会会場または電磁的方法を用いて表彰
<選考対象>
・大学・短大、高専、専門・専修学校、中学校・高等学校等の事例
・2021年6月から2023年5月末迄の2年間に各支部研究会ないし学会大会で発表された事例
・日本インターンシップ学会会員であり、学会大会、支部研究会で発表または講演等により披露した事例
・各支部は4件を上限として選択し、学会表彰委員会に推薦する
<選定>
・最も秀逸な事例:1例
・秀逸な事例:4例
※所属支部は考慮しない
<評価項目>
- 制度・組織:教育としての位置づけやリスクマネジメント等の面からも、学校が制度として組織的に取り組んでいる。
- 運用:教員独自による運用ではなく、教職員、受け入れ先等を含めて、どのように組織的かつ熱心に取り組んでいる。
- 内容:事前事後指導や関連領域の学修等、内容が充実しており、そのことが、シラバスやプログラム説明の資料等から読み取れる。
- 期間:概ね1週間以上現場での活動が含まれている。
- 受入先との連携:協働先として適切な受入先が確保されており、継続性がある。
- 醸成される力:専門能力または汎用能力など学生のどのような能力等が醸成されたのかが、具体的な事象やデータ、証言などから認められる。
- 受入先からの評価:学生の行動力や能力等について受入先から高い評価を受けているもしくは具体的な事象やデータ、証言などが認められる。
- 参加した学生から高い評価を受けているもしくは具体的な事象やデータ、証言などが認められる。
<評価方法>
・評価項目8項目のうち、2.運用、4.期間を除く6項目を各5点満点として、全体として30点満点で評価
・最も合計点が高いものを「最も秀逸」、2位〜5位までを「秀逸」として選定
・同点の場合は審査員の合議で決定
・審査員は学会表彰委員会メンバーとする
<広報、その他>
・同賞の概要について学会Webサイトに掲載する
・募集開始時に募集について学会Webサイトに掲載する。その際にエントリーフォームを公開する
・受賞した取組みについては、学会Webサイトに掲載する
【第1回〜第5回選定結果】
○2023年 第5回 受賞校・団体
<最も秀逸な事例>
熊本学園大学
「長期インターンシップにおけるプログラム設計と就業力〜熊本学園大学における長期インターンシップの実践より〜」
<秀逸な事例>
工学院大学
「大学とコーディネータ企業・受入企業による『低学年 専門人材育成インターンシップ』の共同開発」
大東文化大学
「正課に位置づけた5日間インターンシップの実践報告」
玉川大学
「理論と実践の往還的学修としての玉川大学教育学部におけるインターンシップ」
名古屋産業大学
「就職・キャリア支援・教育プログラムと連動した短期大学における初年時インターンシッププログラムの開発と実践―名古屋経営短期大学の未来キャリア学科の事例より―」
○2021年 第4回 受賞校・団体
<最も秀逸な事例>
工学院大学
「低学年インターンシップの導入等、多様なインターンシップの展開」
<秀逸な事例>
山形大学
「インストラクショナルデザインによるオンライン・インターンシップの設計と運営
― 産学連携による取組み ―」
京都産業大学
「理工系専門教育に特化した中長期インターンシッププログラム『理工系コーオプ教育プログラム』の実践」
MiraiShip
「MiraiShipによるオンラインインターンシップ」
名古屋産業大学
「地域企業の魅力発見インターンシップ
-地域企業を複数社体験するNPO法人G-netによるシゴトリップの事例より-」
※
審査結果につきましてはこちらをご覧下さい(PDF版)
○2019年 第3回 受賞校・団体
<最も秀逸な事例>
NPO法人ETIC.(エティック)
「地域との連携強化とインターンシップの今後のあり方」
<秀逸な事例>
立命館大学
「大学の世界展開力強化事業 産学国際協働PBLの長期インターンシップ」
北九州市立大学
「北九大オリジナルの課題解決型海外インターンシップ」
北海道教育委員会
「小中高校一貫ふるさとキャリア教育推進事業」
長崎短期大学
「大学教育再生加速プログラム「長期学外学習プログラム」」
※
審査結果につきましてはこちらをご覧下さい(PDF版)
○2017年 第2回 受賞校・団体
<最も秀逸な事例>
近畿大学
「低学年インターンシップ教育の取り組み評価
〜 近畿大学を事例として 〜」
<秀逸な事例>
九州インターンシップ推進協議会
「産学官連携による地域の人材育成」
和歌山大学
「インターンシップ実践例と質を向上するための仕組みづくり
〜 学生向け・企業向けのワークシートの開発 〜」
西九州大学
「体験型学修を通じてDPを具現化する取組
〜 西九州大学におけるインターンシップの位置づけという観点から 〜」
ものつくり大学
「インターンシップ事例報告
〜 長期40日インターンシップと学生の将来についての一考察 〜」
○2015年 第1回 受賞校・団体
<最も秀逸な事例>
京都産業大学
「キャリア形成支援プログラムにおけるインターンシップ」
<秀逸な事例>
亜細亜大学
「アジア夢カレッジ‐キャリア開発中国プログラム」
嘉悦大学 ビジネス創造学部
「実践の場で学ぶインターンシップ教育」
東京大学大学院工学系研究科 化学システム工学専攻
「革新的インターンシップモデルの構築と実践(プラクティカルスクール)」
小樽商科大学 商学部
「商大性が小樽の活性化について本気で考えるマジプロ」
立命館大学
「文理連携型コーオプ教育(総合大学モデル)」
北九州市立大学
「地域創生実習」